駐在員が語る、自分の人生を守る方法

ptotect_your_life 世界人計画

——「断る勇気」が、世界で生きる力をつくる——

サラリーマンでも学生でも、望まないイベントに時間を割かれることは誰にでもあります。会社の飲み会、取引先とのゴルフ、意味のない会議。

それが時々であれば我慢もできますが、頻度が高くなると話は別です。あなたは今、自分の人生を他人の期待に費やしていませんか?

もしその時間を学びや挑戦に使っていたら、どれほどの力が身についていたでしょう。正直、私もこの問題に常に悩まされてきました。特に中国駐在を始めてからは、「会食」「カラオケ」「白酒」「週末ゴルフ」など、他人に時間を奪われる場面が急増しました。

それでも、試行錯誤の末に「自分の時間を守る術」を身につけました。今日はその方法を、実体験を交えて共有したいと思います。


■ 駐在の現実:時間が奪われる構造

私は現在、中国で購買の仕事をしています。日本では接待は年に数回に制限されていますが、駐在になると一変します。週に3〜4回、多いときは5回の会食。理由を上司に尋ねたところ、「駐在員の仕事は酒を飲むことだから」——これが答えでした。

この一言が、まさに問題の本質です。駐在員であろうと誰であろうと、「飲むこと」や「付き合うこと」ではなく、成果を出すことが本来の仕事のはずです。

資本主義社会では、お金と同じように時間も奪い合いの対象です。人はあなたの労働力や知識だけでなく、「あなたの時間」も無意識に奪おうとします。気をつけなければ、あなたはお金だけでなく、時間までも吸い取られ続けることになります。

■ 価値のない時間を見抜く

あなたが「本心では行きたくない」と思っている時間は、基本的に価値がありません。たとえば、何度も飲んだことがある、特別好きでも嫌いでもない人との飲み会。その時間があなたの人生を豊かにするでしょうか?——答えはNoです。

私の場合、離れた地域の取引先が毎月来社し、会食からの二次会(中国ではカラオケ=キャバクラ)までがセットになっています。19時に始まり、終わるのは24時。長年の取引関係があるため断れないのですが、この会食が仕事にどれほどの意味を持つのかと問われれば、ほぼゼロです。

■ なぜ断れないのか?

私が最初に断れなかった理由はシンプルです。

  • 上司や取引先の期待を裏切りたくない
  • 「駐在員は飲むのも仕事」という空気
  • 孤立することへの恐怖

しかし、それはすべて思い込みです。人は子どもの頃から「人のお願いを断ってはいけない」「空気を読むのが大事」と教えられてきましたが、それは単なる固定観念です。

あなたの評価は「成果」と「誠実さ」で決まります。飲み会に参加した回数でも、一緒に回ったゴルフのラウンド数でもありません。

実際、私の職場では対照的な上司が二人いました。週5回飲み歩く上司は現地スタッフからも取引先からも信頼されず、一方で「本当に必要な場以外は参加しない」と決めていた前任者は、皆から尊敬されていました。

「なぜあなたたちは、いつも日本人同士でばかり飲んでいるの?」

同僚の中国人からのこの一言には、海外で信頼を失う日本人の構図が凝縮されています。

■ 世界人になるための第一歩:断る勇気

「断る勇気」は単なる防衛ではありません。それは、自分の人生を取り戻す行為です。

世界で活躍する人たちは、皆「自分の時間」を最優先に扱っています。誰と会うか、どの仕事を受けるか、どの時間に何を学ぶか。全てを自分の意思で決めるからこそ、結果を出せるのです。

逆に言えば、他人に時間を支配されているうちは、世界では戦えません。

■ 自分の時間を守る3つの方法

① 自分を“ブランド化”する

「いつも軸を持っていて忙しい人」と思われることが重要です。無駄な誘いは自然と減ります。「MBAで勉強している」「次のプロジェクト準備中」と公言しておくのも有効です。当然最初はそのようなブランディングをすることは怖いです。

私も実際会食に誘われるたびに、MBAなどを理由に断ることは非常に怖かったのですが、実際断られた方はなんとも思ってないのです。

② 言い訳を事前に用意する(一旦OKしない)

断るのが苦手な人ほど、反射的に参加してしまいます。「明日早朝に会議があります」「今週は家族と過ごす予定です」など、あらかじめ“使える断り文句”をストックしておきましょう。誘いがあればすぐにそう言い返せるように、断り文句は暗記してください。反射的に一旦OKしてしまうと、その後後悔したとしても、キャンセルすることは難しいものです。

③ 明確な拒絶を示す(時に必要)

それでも強要される場合は、「本当に苦手なんです」とはっきり伝える。露骨に嫌そうな態度を見せても構いません。それで嫌われるなら、距離を置くべき相手です。

■ 断ることの本当の意味

断るというのは、冷たくなることではありません。それは、「自分の人生の主導権を握ること」です。

私たちの時間は限られています。あなたの時間は、あなたの未来を形づくる最も貴重な資産です。ほかの誰かの快楽や安心のために、それを差し出す義務はありません。

世界人とは、自分の意思で学び、働き、生きる人。 そしてその第一歩は、「No」と言える自分をつくることから始まります。

✍️ まとめ

  • 時間はお金よりも貴重。奪われる構造を理解する
  • 「断れない人」は「都合のいい人」になってしまう
  • 世界で生きる人は、自分の時間を最優先に扱う
  • 「No」と言うことは、自由になるための訓練である

私は世界人として、海外で自由に働くと言う絶対的な目標があるので、この自分の時間を守ることを本当に大事にしています。皆さんもよければ参考にしてみてください。

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